今日は、2011年6月に発売された、アルツハイマー型抗認知症薬『メマリー錠』の勉強をしようと思います。
一つに認知症と言ってもいくつか種類が存在します。
- アルツハイマー型認知症
- 血管性認知症
- レビー小体型認知症
この3つが3大認知症と言われており、最も多いのがアルツハイマー型認知症で全体の約60%を占めています。

次にそれぞれの病態を見ていきましょう!
目次
アルツハイマー型認知症
血管性認知症
レビー小体型認知症

では、次にNMDA阻害薬『メマリー錠』を詳しくみていきましょう。
メマリー錠
アルツハイマー型認知症では、持続的なグルタミン酸濃度の上昇により、NMDA受容体が必要以上に活性化され、過剰なカルシウムイオンが流入しています。これにより神経細胞障害を生じたり、正常な神経シグナルが隠されて、記憶障害・学習障害が起こります。

メマリーはNMDA受容体を阻害することで神経細胞保護作用および記憶障害に抑制作用を示します。
用法・用量
1日1回5mgから開始し、1週間に5mgずつ増量。
維持量は1日1回20mg。
めまいや傾眠の副作用があるので就寝前の服用がオススメです。
特徴
副作用
など
考察
随分前に発売された薬ですが、NMDA受容体阻害薬はメマリーしかないので、どの分野での処方され重宝されています。
維持量の20mgを服用している人は少なく、10mg程度の少量で服用を続けている人が多い印象です。
多くの人はコリンエステラーぜ阻害薬と併用して服用しています。今後も高齢化社会で間違いなく活躍する薬の一つでしょう(°▽°)
認知症っていくつかの種類があるの??