おはにちわ、薬剤師ののまりこです。
アレルギー疾患には、
・気管支喘息
・アレルギー性鼻炎
・花粉症
・蕁麻疹
などが挙げられます。
花粉症なんかは今や現代病の1つですね。抗アレルギー薬には様々な種類がありますが中でも代表的なものは抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬は市販で販売されている物もあります。アレグラ錠は市販でも販売されておりCMもやっているので、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。
今日はそのアレグラ錠について書こうと思います。
アレグラ錠は抗ヒスタミン薬の中でも第二世代と言われます。第一世代(代表的な薬:ポララミン錠、レスタミン錠)は中枢神経系抑制作用(眠気など)や抗コリン作用(口渇、排尿障害、緑内障など)、胃腸障害などの副作用が多く使用しづらい部分がありましたが、アレグラ錠のような第二世代はこれらの副作用が少なく、持続性に優れていると言われています。
詳しく知りたいと言う方は、下記のリンクから添付文章をご覧ください。
https://e-mr.sanofi.co.jp/-/media/EMS/Conditions/eMR/di/tenpu/allegra.pdf
目次
規格
- 30mg
- 60mg
- OD錠
- シロップ製剤もあります
適応
- アレルギー性鼻炎
- 蕁麻疹
- 皮膚疾患に伴う痒み
用法・用法
- 12歳上1回60mgを1日2回
- 7〜11歳は1回30mgを1日2回
基本的な注意
季節性の花粉症に使用する場合は好発季節を考えて、その直前から投与し終了するまで服用を続けることが望ましい
副作用
- めまい
- 眠気
- 倦怠感など
高齢者
アレグラ錠は腎排泄の薬です。高齢者は腎機能が悪い人が多いため本剤の効果が効きすぎる可能性があるので注意すること
妊婦
服用可能。
大きな問題はないと言われている
小児
ドライシロップだと投与可能
特徴
- 鎮静性が少ないので車の運転に支障をきたすことが少ない
- 授乳に移行しにくいので授乳期でも服用できる
- 服用後2時間後に薬の効果が一番強くなる
- 果実ジュース(オレンジジュースやアップルジュースなど)の飲用によって吸収の低下が報告されている
市販薬と医療用との違い
- 成分量は同じだが適応が違う
- 値段が違う。市販の方が手軽にドラッグストアで購入できるが値段は高い。医療用は安いが、受診する煩わしさがある。
感想
アレグラ錠は副作用の眠気が少なく、眠くなりにくいのがいいと言う患者さんによく処方されています。もちろん個人差はあると思いますが、花粉症には効果は弱いイメージです。効かないと言う声もちらほら・・・ちなみに私は飲んだことはありません。
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