2022年7月21日(木)
今日も晴天!!うさこちゃんは保育園でプールができて、楽しかったようです(°▽°)
スイミング習っている子もいて、顔をつけれたり、潜れたり、少しづつやれることに個人差が出てきますね!今のところ、習い事したいと言わないので特に習わせてないのですが・・・習い事問題難しいところですね。
今日のブログは低血糖の応急処置に使用する薬の話です。
目次
バクスミー点鼻粉末剤3mg
バクスミー点鼻粉末剤は2020年3月に発売され、「低血糖時の救急処置」を効能・効果とする、新規投与経路のグルカゴン含有点鼻薬です。
グルカゴンとは、血糖値を上げる働きを有するホルモンのことです。
今日はこのバクスミー点鼻粉末剤の勉強をしようと思います。
低血糖とは?

糖尿病を薬で治療されている方に高い頻度でみられる緊急の状態のことです。

こう言った低血糖は、
- 食事の量や炭水化物の不足
- 薬を使ったあとの食事時間の遅れ
- 運動の量や時間が多い時の運動中、運動後
- 空腹での運動
- インスリン注射や飲み薬の量が多かった
- 飲酒
- 入浴
などが原因で起こります。
軽い低血糖では、患者さん自身の意識があるのでブドウ糖や炭酸飲料水を飲んだり、自身で対応できますが、重症低血糖時だと、本人の意識がないことが多いです。
その場合の処置は注射のグルカゴンしかなく、持ち歩くことは難しかったです。
バクスミー点鼻粉末剤3mgの特徴
これまでは、グルカゴン注射の手技を本人だけでなく周囲の友人・家族に習得してもらう必要があり、実際の使用にあたっては大きな制約になっていましたが、「バクスミー」は投与法が簡便であり、今後、国内における重症低血糖の応急的な処置が大きく変わることが期待されます!
- バディスポーザブルのキットで鼻腔内に粉末を噴霧することで注射製剤と同様の血糖上昇効果が得られる。
- 1回使い切り製剤で衛生的に良い。
- 小さくて携帯しやすい。
- 室温保存なので持ち運びしやすい。
- 鼻の粘膜から吸収されるため、患者さんに意識がなくても薬剤を吸い込むことができない時でも使用できる。
- 低血糖から回復するまでの時間は約12分でグルカゴン注射の11分とほぼ変わりない。
など、メリットが盛りだくさん( ^ω^ )
なのですが・・・後発品がなく、1瓶8000円(2022年現在)するのでちょっとお高いお薬になります・・・。
使い方






使い方も簡単ですね♪
副作用
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐
- 鼻の痛み
- アレルギー反応
などがあります。
まとめ
糖尿病患者さん、特にインスリン注射をしている患者さんには首を長くして待っていた製剤なのではないでしょうか(*^▽^*)
恥ずかしながら、私は最近この薬のことを知りましたが、病院に一つ、緊急時にあってもいい薬剤ですね。
よく低血糖で倒れてしまう方は、ぜひ鞄の中に忍ばせておいて下さいね!!
低血糖ってどんな症状??