サワッディー、薬剤師の のまりこです!!
風が吹くだけで痛い尿酸の薬、「フェブリク錠」についてです。
従来使用されていた尿酸生成抑制薬は1種類(ザイロリック)しかなかったが、約40年ぶりに発売され、当初は話題になりました。
⭐️適応⭐️
痛風・高尿酸血症
癌化学療法に伴う高尿酸血症
⭐️規格⭐️
10mg・20mg・40mg
⭐️用法・用量⭐️
痛風・高尿酸血症:
1日1回10mgから開始し尿酸値を確認しながら増加していく。
維持量は1日1回40mg。
最高は1日60mg。
飲む時間帯はいつでもOK。
癌化学療法に伴う高尿酸血症:1日60mg。癌化学療法開始1〜2日前から開始。5日まで投与。状態に応じて投与期間は適宜延長。飲む時間帯はいつでもOK。
⭐️禁忌⭐️
ロイケリン(急性白血病・慢性骨髄性白血病薬)
イムラン・アザニン(リウマチなどの膠原病薬)
→2剤の薬剤効果を高め骨髄抑制などの副作用を増強する恐れがあるため
⭐️特徴⭐️
・初回は痛風関節炎を抑えるために10mgより開始する
・ザイロリック錠から変更する時は10mgからでなくて20mgからでも良い
・日本で開発された(製薬会社:帝人ファーマ)
・従来使用されていた尿酸生成抑制薬(ザイロリック)は1種類しかなかったが、約40年ぶりに発売された。当初は話題になった。
・副作用に腎機能悪化は少なく腎臓が悪い人でも使いやすい(ザイロリックは、副作用に腎機能悪化の可能性があるため腎機能の悪い人に使いずらかった)
・飲み薬で癌化学療法に伴う高尿酸血症に使える薬はこれしかない
・粉砕OK
⭐️感想⭐️
痛風・高尿酸血症で1日60mg飲んでる人はあまりみたことがない。大体20mg〜40mgの人が多いかな。飲み始めたらずっと飲み続ける場合が多い。フェブリク錠が2011年に発売されてからザイロリック錠の出番は極端に少なくなった。副作用出たから人もあまり聞いたことがないのでとても使いやすい薬剤だと思う。癌化学療法に伴う高尿酸血症で使用している人も見たことあり。
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