こんにちは。リン子です!
今日はピリン系解熱・鎮痛薬のSG配合顆粒の勉強をしたいも思います。
SG配合顆粒にはいくつかの成分が入っています。
↓SG配合顆粒1g中の内容です。
成分 | 量 | 効果 |
イソプロピルアンチピリン | 150mg | 解熱・鎮痛効果 |
アセトアミノフェン | 250mg | 解熱・鎮痛効果 |
アリルイソプロピルアセチル尿素 | 60mg | 鎮静効果 |
無水カフェイン | 50mg | 鎮痛効果の補助など |
解熱鎮痛薬ですが、ほぼ解熱目的て使用されることはありません。
臨床的に最も有効であると言われているのが、頭痛で、特に緊張性頭痛に良く処方されます。
頭痛で服用している人に聞くと、「切れ味がいい」と言われることもあります(笑)
緊張性頭痛とは主に、身体的・精神的ストレスで起こります。後頭部を中心に両側面がじんわり痛み、首や肩こりを伴うことも多いです。
もし、頭痛持ちでロキソニン錠などのNSAIDsが効かない時は試してみてください。割と服用している人多いです。
しかし、世の中にはSG配合顆粒だけじゃなく、ピーエイ錠やトラムセット配合錠などのようにアセトアミノフェンを成分に含んでいる薬は多く、アセトアミノフェンの量が過剰になると行けないので常用薬がある人は薬剤師に相談してくださいね。
目次
SG配合顆粒の特徴
- 後発品はない
- 1日4gまで
- 即効性あり
- 緊張性頭痛に効果あり
- ピリン系のアレルギーのある人は服用できないので注意
簡易添付文章
適応
感冒の解熱、耳痛、咽喉痛、月経痛、頭痛、歯痛、症候性神経痛、外傷痛。
用法・用量
1回1g(分包品1包)を1日3~4回経口投与する。頓用の場合には、1~2g(分包品1~2包)を服用させるが、追加するときは少なくとも4時間以上経過後とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。但し、1日最高4g(分包品4包)までとする。
禁忌
⚫︎本剤、ピラゾロン系薬剤(スルピリン等)又はアミノフェノール系薬剤(アセトアミノフェン等)に対し過敏症の既往歴のある患者。
⚫︎アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発することがある]。
⚫︎重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させる恐れがある]。
基本的な注意事項
⚫︎解熱鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意する。
⚫︎原則として長期投与を避ける。
⚫︎患者の状態を十分観察し、副作用の発現に注意する。過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等が現れることがあるので、特に高熱を伴う高齢者又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意する。
⚫︎眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転、機械の操作等、機敏な動作を必要とする仕事になるべく従事させないように注意する。
副作用
胃腸障害、眠気、めまいなど。
高齢者
高齢者では副作用が現れやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与し、投与する際には、必要最小限にとどめ、適宜羊水量を確認するなど慎重に投与する。
小児
小児等に対する安全性は確立していない。
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