薬にメモ帳〜アレサガテープ〜経皮吸収型抗アレルギー薬〜




今日は2018年1月に発売され、世界初となる第二世代抗ヒスタミン薬経皮吸収型製剤『アレサガテープ』の勉強をしようと思います。

恥ずかしながら、つい最近まで抗ヒスタミン薬で貼付剤があることを知りませんでした。

認知症の人、内服が飲めない人など需要はありそうですが・・・。

どんな薬か、詳しく見ていきましょう。

目次

作用機序

抗ヒスタミン薬は、アレルゲン物質が体内に入ることで肥満細胞から放出されるヒスタミンが受容体に結合するのをブロックして、アレルギー症状を抑えます(抗ヒスタミン作用)。

抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代とあり、第2世代抗ヒスタミン薬には、ヒスタミンの放出そのものを抑える働きもあります(抗アレルギー作用)。

アレサガテープは第二世代の抗ヒスタミン薬に分類され、第一世代に比べて眠気や倦怠感など副作用が軽減されているのが特徴です。

第二世代の内服には、アレグラ錠、ルパフィン錠、クラリチン錠、ビラノア錠など多数あり、市販で購入できるのもたくさんあります。

アレサガテープの特徴

  • 皮膚吸収であるため、胃腸・肝臓に負担をかけない。
  • 1日を通して安定した効果がある。
  • 内服の抗アレルギーより眠気が少ない。
  • 他の抗アレルギー薬で効果がない場合に使用することが多い。
  • 後発品がないのでやや高価。
  • 内服の出来ない高齢者や、嚥下機能が低下している患者さんに使用しやすい
  • 小児に適応がない。

花粉症の治療法

花粉症の治療で1番大切なのは、マスクやメガネをして花粉を体内へ入れないことです。

そして、花粉症は症状が出る前に抗ヒスタミン薬を服用し症状が出ないようにします。そして、毎日薬を服用しましょう。短期間なら依存の心配はありません。

2週間服用しても症状がよくならない時は、薬が合っていない可能性があります。違う抗ヒスタミン薬へ変更してみましょう。抗ヒスタミン薬はとても個人差があり同じ薬でも効果の出る人と出ない人がいます。

考察

高齢者は内服する薬が多いので貼付剤だと貼ったか目視で分かるし、嚥下機能の低下している患者さんには重宝されるのではないでしょうか。

しかし、錠剤が服用できない小児に適応がないのは少し残念だなーと思いました(o^^o)

小児に適応がつくともっと幅広い層に使用されるのではないでしょうか。

参考

  • 日経GOOD DAY
  • 大正製薬サイト

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りこ
こんにちは。りこと言います。パート働いている2児のアラフォーワーママです🙋‍♀️ 毎日、食事を作る時間がない・・・と言うことで、「ホットクック」を購入!! 買ったからには使いこなしたい!と思い、ホットクックレシピを試行錯誤🌸 楽しく時短しています🎵よかったら参考にしてください(o^^o) よろしくお願いします🌼
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