子供の便秘薬〜モビコール配合内用剤〜




「ママーお腹が痛いよ。左のお腹が痛いの。」

うさこちゃんは、便やガスが溜まって腹痛が起こり、病院へ行って浣腸をしてもらったことが2回ほどあります。ほぼ毎日便は出ているのですが・・・私も同じように毎日出てても便が溜まってお腹が痛くなるのでうさこちゃんは私に似てしまったかな??

理由は分かりません。知るためには大腸カメラをしないといけないでしょう(°▽°)

気になるけど、検査嫌なのでやりません(笑)

ちなみに便秘でお腹が痛いときは左の腹部が痛くなるのが特徴です。

子供でも安全に服用でき便秘薬ってあるのかしら??

っと言うことで、今日は子供でも服用できる便秘薬、『モビコール配合内用剤』の勉強をしようと思います。

目次

モビコール配合内用剤

モビコール配合内用剤は、下剤の中の浸透圧性下剤(塩類下剤)に分類されます。

この薬剤の特徴は小児(2歳以上)から使用できること。開発の経緯も国から小児の慢性便秘症に対する開発要望が提出されたためです。

海外の便秘診察ガイドラインでは推奨度A(1番いい)とされており、今後の日本でも第一選択薬の1つとなることが予想されます。

作用機序

モビコールは高分子量化合物であるマクロゴール4000を主要な有効成分として含有しています。

マクロゴール4000など高分子量のポリエチレングリコール製剤を投与すると、浸透圧効果により保持された水分が腸に届き、大腸内の水分量が増加します。その結果、便中水分量が増加し、便が軟化、便容積が増大することで、生理的に大腸の蠕動運動が活発化し用量依存的に排便が促されます。また、腸管内の水分増加に伴う滑らかな排便により、モビコールの便秘治療効果が発現すると考えられます。


なお、腸内の電解質バランスを維持し、便中の浸透圧を適正なレベルに保持するため、モビコールには塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウムおよび塩化カリウムが添加されています。

持田製薬のサイトより画像お借りしました。

モビコール配合内用剤の特徴

  • 併用禁忌・併用注意薬がない。
  • 腸管からほとんど吸収されないため、電解質異常など副作用が少ない。
  • 高齢者・小児にも安全に使用できる。
  • 頓用使用は推奨されない。
  • 便を柔らかくするのに時間がかかるため、効果を実感するのには服用後2〜3日後が多い。
  • 便秘のファーストチョイスで使用可能。
  • 即効性はない。

服用の仕方

モビコール配合内用剤は希釈して服用します。決してそのまま服用してはいけません。

LDとHDと2種類あります。LD2包=HD1包と言う換算になります。

12歳以上

2〜11歳

服用の仕方は難しく記載がありますが、自己調節可能なので自分に合った量を見つけましょう。希釈するものは水以外、ジュースでも味噌汁でもなんでもOK。なので子供にも飲ませやすいですね。小児に使用できる下剤は少なく重宝されそうです!!

(画像は持田製薬さんよりお借りしました)

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りこ
こんにちは。りこと言います。パート働いている2児のアラフォーワーママです🙋‍♀️ 毎日、食事を作る時間がない・・・と言うことで、「ホットクック」を購入!! 買ったからには使いこなしたい!と思い、ホットクックレシピを試行錯誤🌸 楽しく時短しています🎵よかったら参考にしてください(o^^o) よろしくお願いします🌼
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