おはにちわ、薬剤師ののまりこです。
今日は痺れや痛みをとるビタミン剤メチコバール錠の話しをしようと思います。
メチコバール錠はビタミンB12製剤で、傷ついた末梢神経を修復することによって、しびれや痛みを改善します。
さらに詳しく知りたい方は、下記のリンクから添付文章を確認してください。https://medical.eisai.jp/content/000000368.pdf?20180803111930
目次
規格
- 250μg
- 500μg
- 細粒
- 注射製剤もあり
適応
末梢神経障害
用法・用量
1回500μgを1日3回服用する
基本的な注意事項
光に当たると薬の含有量が下がるので、遮光保存する。
副作用
- 食欲不信
- 下痢
- 嘔吐など
高齢者・妊婦
服用可能
感想
しびれのある人は一度は処方してもらったことがあるのではないでしょうか?副作用が少なく(その分効果も弱い?)お年寄りの方や、とりあえず薬を試そうとする人によく出ます。効果を聞くと「何となく飲んでるといいような…」と言った話をよく聞きます。強い薬か弱い薬かと聞かれたら弱い薬でしょう。この薬は適応外で突発性難聴や帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛で使用したりもします。
また胃を全摘した人はビタミンB12の吸収不良を起こし、巨赤芽球性貧血を起こしやすいです。巨赤芽球性貧血はメチコバールの注射しか適応がありませんが、近年内服でも効果があると言われており、服用している患者さんも増えてきました。
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