ボア・タージ(ポルトガル語のこんにちわ)、のまりこです。
本日は、私の知り合いでぎっくり腰になって困った人がいたので対症方法の1つお伝えしたいと思います。
目次
注意点として、
- あくまで方法の1つであり
- これで全てが完璧によくなる
- やった瞬間痛みがなくなり自由に動ける
ということではなく一助となればと思います。
ぎっくり腰とは、魔女の一撃とも呼ばれ
- 急激に身体を動かした時
- 低い位置から重たいものを持った時
などに発生することが多いです。

では、実際に発症してしまった時は何をしたら良いのでしょうか?
- 横になったり背もたれにもたれるなど安静にする
- 可能な範囲で普段通り動く
- マッサージを受ける
正解は、2となります。
フィンランド労働衛生研究所の研究(下図)では、
ぎっくり腰になった人に「ベッド上で安静」にするよう指示した場合と「できるだけ通常の生活をする」ように指示した場合を比べると、安静にした場合は仕事に復帰するまでの期間が倍近くになりました。
では、オススメできない理由からお伝えします。
-
横になったり背もたれにもたれるなど安静にする
痛みというのは、どこが感じるのかというと「脳」の感覚野です。脳(正確には大脳)というのは物事を考えることができるところです。
つまり、痛いから安静にしているということを脳に植え付けてしまいます。その時間が長ければ長いほど擦り込みが強くなるためより痛みを感じやすく考えやすくなるかです。
また、ベッドなどで安静にしていることで、腰を支える筋肉が衰えて痛みが起きやすくなります。そして二次的に血液の流れが悪くなって「痛み物質」がとどまりやすくなりやすいです。
3. マッサージを受ける
痛みがある人に多いのは、とにかくマッサージや指圧で柔らかくしたりしたら良いと思っていらっしゃる方が多いです。
しかし、実際はマッサージをしてもその瞬間は痛みが楽になっている気がしますがぎっくり腰を起こした部位の症状は改善しておりません。
むしろマッサージをすることで悪化しているという人を多く見かけます。その理由として、
- 強い指圧した部位に血流障害を起こす
- 筋肉を過剰に伸ばしすぎてしまう
というのが考えられます。
一般的にはマッサージや指圧ではほぐしてくれて血流が良くなるのではないかと思いますが、強い指圧というのは組織から水分がなくなり組織が固くなりやすいです。
簡単に思い浮かべていただくと、
濡れたスポンジは常に柔らかいですが、感想したスポンジは固くなりますよね。これと似たようなことが体内で起こっていると考えてください。
人間の体といのは柔らかいからこそ痛みが出にくいのです。
年齢を重ねると腰や肩などの痛みを訴える人は多いですが、幼稚園や小学生はなぜ腰痛や肩こりが起こりにくいのでしょうか?
そう考えると、理解していただきやすいと思います。
大人の方でもジムなどで運動を定期的に行なっている方は腰痛や肩こりが酷い人は見かけないのではないでしょうか。
次に、筋肉を過剰に伸ばしてしまうとなぜ良くないのか?
ぎっくり腰自体がどちらかというと筋肉が伸びすぎてしまっていることが原因となっている事が多いからです。症状が出ているのに、またストレッチで伸ばすということは悪化させやすいのです。
また、ストレッチで伸ばしすぎてしまった筋肉というのは反射的に縮みやすくなる(伸張反射)の逆に組織は硬くなりやすいのです。
体はとにかく柔らかいほうがいいのです。硬い筋肉などが身体を守るということは事実ですが、常に硬い必要はありません。プロレス選手や相撲力士、ボディビルダーでも力を入れると硬いですがそれ以外では、張りがあるだけでカチカチではありません。
それではお勧め方法の、
可能な範囲で普段通りに動くとはどういうことか?
そう言っても痛くて動けない体に鞭を打つ必要はありません。急性的な痛みですので、痛み止めを服用していただくことをお勧めします。
以前、ブログにも投稿しましたが代表的なロキソニンなどを服用していただくと服用から30分から1時間ほどで効果が一番高くなります。
ですので、
- まずは痛み止めを服用する
- 効果が現れ始めたら痛みが増強しない範囲で散歩などのリズムの良い運動を行う。
なぜ動くと良いのか?
それは、動くことで痛みを感じる脳(大脳)を誤魔化す事ができるのです。要は、痛みを考える時間を与えずに身体を動かすことに意識を向かせます。
皆さんも日常生活で思い起こしてください。イオンなどで好きなショッピングをしているときに体に強い痛みを感じますか?
多くの人が感じにくいと思います。それはショッピングと歩くということで脳がそちらに意識が向いているから痛みを忘れてしまうからです。(楽しくないショッピングは疲れやすく足も痛くなりやすいのも良くあることですね)
また、リズムの良い運動(身体を動かす)を行うと脳幹という部位からセロトニンというホルモンが分泌されます。
このセロトニンは、幸福ホルモンなどとも呼ばれ疼痛軽減にも貢献してくれます。幸せということは痛くないってことですね。
結果として、
とにかくぎっくり腰になっても普段の生活に近い動きをしたほうが良いです。痛みが強い場合は時間を逆算して痛み止めを服用することをお勧めします。また、いくら普段通りの動きといっても重たいものを持ったりすることはお勧め致しません。
また、温めたり冷やしたりしたほうが良いという考え方もありますが、個人的にはどちらも行わないほうが良いと思います。
個人的にはぎっくり腰になった時も常日頃のメンテナンスとしても、
うつ伏せゆらゆらが一番効果的でした。下記の動画を確認してみてください。私は一切関係ないので忖度もしておりません。
https://www.youtube.com/watch?v=bez9VR2nzJk
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