こんにちは😃のまりこです😚😚
今日は下剤のリンゼス錠の勉強をしようと思います。
リンゼス錠は下剤の中で上皮機能変容薬に分類されます。同じような薬ではアミティーザカプセルがあります。2017年に発売された新しい下剤です。比較的早期に効果を発揮し、耐性の心配はありません。
リンゼス錠は腸管上皮の表面のグアニル酸シクラーゼC受容体に作用し、腸管内へ水分分泌を促進し、排便を促します。
また大腸の痛覚過敏を改善することで、腹痛や腹部不快感を改善します。なので、腹痛のある便秘患者に推奨されます。
私の病院では、酸化マグネシウムなどの塩類化下剤が無効の時によく処方されています。
☆リンゼス錠の特徴☆
- 作用機序が同じ薬はない。(2021現在)
- 国内で初めて便秘型過敏性腸症候群の適応をもった薬。
- 湿度に弱いので一包化不可。服用直前に取り出す。
- 副作用である下痢の発現が高くなるので、食前に服用する。(食後だと食事による腸管への水分分泌が加わって作用が増強するため)
- 後発品なし。
〈簡易添付文書〉
目次
☆規格☆
0.25mg
☆適応☆
1)便秘型過敏性腸症候群。
2)慢性便秘症<器質的疾患による便秘を除く>。
☆用量・用量☆
通常、成人に0.5mgを1日1回、食前に経口投与する。
なお、症状により0.25mgに減量する。
☆禁忌☆
⚫︎機械的消化管閉塞又はその疑いがある患者。
⚫︎本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
☆基本的な注意事項☆
重度下痢があらわれるおそれがあるので、症状の経過を十分に観察し、本剤を漫然と投与しないよう、定期的に本剤の投与継続の必要性を検討すること。
☆副作用☆
下痢、腹痛、吐き気など。
☆高齢者☆
副作用の発現に注意すること(一般に高齢者は生理機能が低下している)。
☆妊婦☆
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(マウス)で胎仔毒性(胎仔体重低値及び胎仔形態異常)が報告されている)。
☆小児☆
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
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