おはにちわ、薬剤師ののまりこです。
今日は片頭痛予防薬のミグシス錠の勉強をしたいと思います。
片頭痛の予防は
- 発作が月に2〜3回以上
- 頻度が少なくても重症度が高く持続が長い
- 月経前など予想がつく
- 急性期の薬が禁忌
- 急性期の薬の乱用がある
- 予防した方が安価などに行います。
ミグシス錠はCa拮抗薬の呼ばれ、脳血管に選択的拡張作用があり片頭痛発作を予防します。しかし、効果発現には1ヶ月以上かかると言われています。
目次
☆薬価☆
先発:23.5円(2021年現在)
後発品なし。
☆適応☆
片頭痛。
☆用法・用量☆
1回5mgを1日2回、朝食後及び夕食後あるいは就寝前に経口投与する。
なお、症状に応じて適宜増減するが、1日投与量として20mgを超えない。
☆禁忌☆
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 頭蓋内出血又はその疑いのある患者[脳血流増加作用により、症状を悪化させる恐れがある]。
- 脳梗塞急性期の患者[急性期には、病巣部は代謝障害状態にあり、非病巣部の血流増加作用に伴い病巣部の血流低下を起こす恐れがある]。
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
☆基本的な注意☆
- 本剤は片頭痛発作(月に2回以上)により日常生活に支障を来している患者に投与する。
- 本剤は発現した頭痛発作を緩解する薬剤ではないので、本剤投与中に頭痛発作が発現した場合には必要に応じて頭痛発作治療薬(酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン等)を頓用させる。投与前にこのことを患者に十分に説明しておく。
- 本剤投与中は症状の経過を十分に観察し、頭痛発作発現の消失・軽減により患者の日常生活への支障がなくなったら一旦本剤の投与を中止し、投与継続の必要性について検討する。なお、症状の改善が認められない場合には、漫然と投与を継続しない。
- 眠気等を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意する。
☆併用注意薬☆
降圧剤[併用により相互の作用を増強する恐れがある(本剤によってもまた、血圧低下が現れることがある)]。
☆副作用☆
- 眠気
- めまい
- 下痢など
☆高齢者☆
高齢者では用量に留意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与する[本剤の臨床試験成績において、高齢者(65歳以上)と非高齢者の副作用発現率はそれぞれ5.6%(21例/372例)、6.8%(41例/600例)であり、差は認められていないが、本剤は主として肝臓で代謝されること及び高齢者では肝臓の生理機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続する恐れがある]。
☆妊婦☆
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[動物実験(ラット)で催奇形作用(骨格異常・外形異常)が報告されている]。
☆小児☆
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
☆感想☆
たまに片頭痛持ちの人で服用してます。飲んでる人はずっと飲み続けているので、個人差はありますが効果あるようです。錠剤自体は大きくもなく、普通の大きさです。
さらに詳しく知りたい方は下記のリンクから添付文章をご覧ください。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/medley-medicine/prescriptionpdf/672212_2190023F1037_5_01.pdf
コメントを残す