おはにちわ、薬剤師ののまりこです。
今日は胃潰瘍治療薬、プロマック顆粒(後発品:ポラプレジングD錠)の勉強をしようと思います。
この薬、適応は胃潰瘍なんですが、ほとんど胃潰瘍では使われません。
亜鉛を含んでおり亜鉛含有製剤と呼ばれます。なので適応外で亜鉛欠乏症・味覚障害・口内炎等でよく処方されます。近年、ノベルジン錠と言う薬が低亜鉛血症に適応になり、処方されるようになりましたが、それまで亜鉛含有製剤はプロマック顆粒しかなかったので、とても重宝されていました。
目次
☆規格☆
75mg 顆粒もあります。
☆適応☆
胃潰瘍
☆用法・用量☆
1回75mgを1日2回朝食後及び就寝前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
☆禁忌☆
特になし。
☆基本的な注意☆
特になし。
☆併用注意☆
色々あるので、添付文書を参照してくたさい。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/medley-medicine/prescriptionpdf/380077_2329027D1028_1_14.pdf
☆副作用☆
吐き気、下痢など記載ありますが、ほとんどないです。
☆高齢者☆
一般に高齢者では消化器機能が低下していることがあるので、減量するなど患者の状態を観察しながら投与することが望ましい。
☆妊婦☆
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。あまり情報がありません。
☆小児☆
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
☆感想☆
ノベルジン錠が亜鉛欠乏症に使えるようになりましたが、ノベルジン錠は値段がとっても高いので亜鉛欠乏症にはまだプロマック錠が処方されるケースのが多いですね。入院生活が長い、経管栄養の人にも使ったりします。
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