薬のメモ帳〜トランサミン錠〜




こんにちは。のまりこです(o^^o)

今日は抗プラスミン薬のトランサミン錠の勉強をしようと思います。まずは血液が固まり溶解する仕組みについてです。

①血小板系(一次止血)

血管が損傷すると血小板がそこに集まり血栓を作り血を止めます。

②凝固系(二次止血)

血小板だけだと脆くて不安定なので、フィブリノーゲンと言うものがトロンビンによってフィブリンになり、フィブリンが血小板に網をかけ、強い凝固にします。

③線溶系

フィブリンがプラスミンによって分解され血栓が溶解され出血が起こります。

トランサミン錠はこの③のプラスミンがフィブリンに結合することを阻止することにより止血作用を示します。

他にも抗アレルギー作用・抗炎症作用も持ち合わせており、主に咽頭痛に効果があります。また色素沈着抑制効果もあることが分かっており、特に肝斑に有効で市販でも肝斑治療薬として販売されています。

同じ成分で止血剤にもなり、咽頭炎治療薬にもなり肝斑にも有効…なんとも面白い薬です!副作用も少なく使いやすい薬です。肝斑治療薬で市販で売られているのはいいお値段がするのではないでしゃうか?喉が痛くて飲んだことありますが、効果の実感はあまりなく…(笑)でも、実家の母はすごく効く!!と絶賛でした(°▽°)

個人差がありますかね。

〈簡易添付文書〉

目次

規格

250mg  500mg 

錠剤、水剤、注射剤もあり。

適応

1.全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向(白血病、再生不良性貧血、紫斑病等、及び手術中・術後の異常出血)。

2.局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)。

3.次記疾患における紅斑・腫脹・そう痒等の症状:湿疹及びその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹。

4.次記疾患における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状:扁桃炎、咽喉頭炎。

5.口内炎における口内痛及び口内粘膜アフタ。

用法・用量

1日750~2000mgを3~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

禁忌

トロンビン投与中の患者。

基本的な注意

特になし。

併用禁忌薬

トロンビン[血栓形成傾向が現れる恐れがある(血栓形成を促進する作用があり、併用により血栓形成傾向が増大する)]。

併用注意薬

色々あるので添付文書を参照してください。

副作用

食欲不信、吐き気など。

高齢者

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。   

妊婦

記載無し。危険度は低い。

小児

シロップ剤を使用。

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りこ
こんにちは。りこと言います。パート働いている2児のアラフォーワーママです🙋‍♀️ 毎日、食事を作る時間がない・・・と言うことで、「ホットクック」を購入!! 買ったからには使いこなしたい!と思い、ホットクックレシピを試行錯誤🌸 楽しく時短しています🎵よかったら参考にしてください(o^^o) よろしくお願いします🌼
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