薬のメモ帳〜ストロメクトール錠〜疥癬の薬はコロナに効果あるのか?




2022年8月5日(金)

今日はうさこちゃん、歯医者さんへ定期検診へ行きました!

うさこ

もう5歳だし怖くないよ!!泣かないよ!!

半年前に検診に行った時はギャン泣きで診察室に入るのにも大変でした。今度は頼むぞ!!

結果・・・・磨き残りで汚れはあるけど、虫歯はなし(°▽°)

しかし・・・今回も安定のギャン泣きでした!!!5歳児・・・歯医者ってギャン泣きするのかな??ただ、汚れをとってもらってフッ素塗るだけなんだけどな。

慣れるまでは3ヶ月おきに検診行こうと思います。

さて、今日は薬の勉強をしようと思います。今話題の『コロナ治療薬になり得るか』薬です!

目次

ストロメクトール錠3mg

今日は駆虫薬『ストロメクトール錠』の勉強をしようと思います。

聞きなれない名前だと思いますが、この薬、成分名が『イベルメクチン』と言うのです。

そう、新型コロナに効果があるのでは?と話題になっている薬です。

どのような薬なのか、コロナに効果あるのか見て行きましょう(*^▽^*)

『ストロメクトール錠』は2002年に北里研究所北里大学特別栄誉教授大村智博士が開発した日本発の薬です。

駆虫薬であり主に、疥癬や糞線虫症に使用します。

疥癬とは、ヒゼンダニ(疥癬虫)が皮膚の角質層に寄生することにより生じる皮膚感染症です。人から人へ感染し、介護を必要とする家族内での感染や老人ホームでの感染がよく知られています。

以前勤めていた病院では、何年かおきに疥癬が流行していたのでよく使っていました。疥癬の治療薬はこれしかありません。

疥癬は一度感染すると、約1〜2か月程度の潜伏期間(感染してから症状が出るまでの期間)を経て強い痒みと発疹が起こります。

作用機序

線虫の神経・筋細胞に存在するクロライドチャンネルに結合し 細胞膜の透過性を上昇させ、寄生虫を麻痺させ、駆虫活性を発現します。

簡単に言えば、寄生虫のシグナル伝達物質を詐害することで、麻痺させて死滅させます。

用法・用量

  • 疥癬→体重1kgあたり200μgを1日1回空腹時に投与する。重症の場合は、本剤の初回投与後1〜2週間以内に効果を確認し、2回目投与を考慮する、
  • 腸管糞線虫症→体重1kgあたり200μgを2週間感覚で2回空腹時に投与する。
  • 食事の影響を受け、副作用が起こりやすくなるので空腹時投与が望ましい
  • 15kg以上あれば小児でも投与可能
  • 体重で投与量が決まる

副作用

  • めまい
  • 下痢
  • 吐き気

など

新型コロナウイルスへの効果は??

ストロメクトール錠は、新型コロナが流行した際に治療薬に候補の1つに上がっていました。

詳しくは分かっていませんが、ウイルスの増殖を抑えたり、炎症性サイトカインを抑制する効果があるのではないかと言われています。

しかし、2022年3月NEJMという医学論文に、「ストロメクトールにはコロナによる、入院率の低下や、救急科における長期入院の発生率の低下などに繋がらなかった」との結果が発表されました。

日本発の薬なので、効果が見られれば大発見だったなぁと少し残念です。この結果から、現段階では「コロナに効果があるのか?」と言われれば、「NO」でしょう。

しかし、まだ研究は続けられています。適応追加になることを期待しています(*^▽^*)

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りこ
こんにちは。りこと言います。パート働いている2児のアラフォーワーママです🙋‍♀️ 毎日、食事を作る時間がない・・・と言うことで、「ホットクック」を購入!! 買ったからには使いこなしたい!と思い、ホットクックレシピを試行錯誤🌸 楽しく時短しています🎵よかったら参考にしてください(o^^o) よろしくお願いします🌼
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