おはにちわ、薬剤師ののまりこです
今日は骨粗鬆症薬の1つ、エディロールカプセル(後発品:エルデカルシトール)について話します。
エディロールカプセルは活性型ビタミンD3製剤と言われる種類の1つです。日本人の高齢者は、食事のCa摂取不足により、Caバランスが負になることが多く、その負のバランスを呈するビタミンD欠乏であるためで、この種類は基礎治療薬として位置付けられています。副作用として高Ca血症に注意です。ちなみに、ビタミンDを少なくとも700IU摂取すると高齢者の転倒リスクを下げると言われています。
目次
☆規格☆
- 0.5μg
- 0.75μg
☆適応☆
骨粗鬆症
☆用法・用量☆
1日1回0.75μgを経口投与する。
症状により適宜1日1回0.5μgに減量する。
☆基本的な注意☆
- 服用中は血清カルシウム値を定期的(3〜6ヶ月)に測定し、異常が認められたら直ちに休薬し、適切な処置をすること。
- 高カルシウム血症に関する症状(倦怠感、イライラ感、吐き気、食欲減退など)が見られた場合は、直ちに血清カルシウム値を測定するなどする。
- 尿路結石のある患者、及び既往歴のある患者(症状が悪化する恐れないあるため)
- 腎機能障害患者(高カルシウム血症わとなるおそれがあるため)
☆禁忌☆
- 妊婦
- 授乳服
☆妊婦☆
禁忌(出生児の外形異常の可能性がある)
☆小児☆
臨床データなし
☆併用注意薬☆
色々あるので添付文書を参照してください
https://chugai-pharm.jp/content/dam/chugai/product/edr/cap/if/doc/edr_if.pdf
☆副作用☆
- 高カルシウム血症
- 便秘
- 耳鳴り
など
☆感想☆
他のビスボスホネート製剤と併用してよく処方されています。小さいカプセルで飲みやすいです。血清カルシウム値の評価をする際は同時に血清アルブミン濃度も測定する必要があります。低アルブミン血症のある患者は、値が低く出ることがあるので血清アルブミン濃度で補正します。今、この製剤の後発品メーカーにトラブル(?)があり品薄になってます。その影響が先発品や他の活性型ビタミンD3製剤にもおよひ出荷調整がなされています…改善されなければ服用できな日がくるかもしれません。私の病院も困ってます…早くなんとかして欲しい…
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