こんばんは♪のまりこです😃😃
今日は下剤の酸化マグネシウム錠の勉強をしたいと思います。酸化マグネシウム製剤は塩類下剤と呼ばれる種類の1つで、習慣性が少なく長期投与も可能です。
浸透圧を上げ、腸内に水分を移行させ、便を軟化させ排泄しやすくします。
下剤の中で最も頻用されており、カマやカマグなどと呼ばれることもあります。下剤としての効果はマイルドで作用発現まで半日以上、最大効果が現れるまで2〜3日かかります。
⚫︎入院患者さんの大半は服用していると思います。高齢者の下剤だと第一選択ですね。
⚫︎長期投与や腎機能低下した患者さん、高齢者では高マグネシウム血症を起こしやすいので定期的に血清マグネシウム濃度を測定しましょう。
⚫︎必要量に大変個人差があり(0.6〜2g/day)、食前、食後に1〜3回に分けて、または就寝前に1回服用することが多いです。
⚫︎妊婦にも服用できます。(第一選択)
⚫︎相互作用が多いが、多剤と2時間間隔を空けることで影響を防げます。
〈簡易添付文書〉
目次
☆規格☆
200mg、250mg、300mg、330mg、
400mg、500mg、散剤、水剤もあり。
☆適応☆
1.次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。
2.便秘症。
3.尿路シュウ酸カルシウム結石の発生予防。
☆用法・用量☆
1.制酸剤として使用する場合:1日0.5~1.0gを数回に分割経口投与する。
2.緩下剤として使用する場合:1日2gを食前又は食後の3回に分割経口投与するか、又は就寝前に1回投与する。
3.尿路シュウ酸カルシウム結石の発生予防に使用する場合:1日0.2~0.6gを多量の水とともに経口投与する。
なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。
☆禁忌☆
なし。
☆基本的な注意☆
本剤の投与により、高マグネシウム血症が現れることがある。特に、便秘症の患者では、腎機能が正常な場合や通常用量以下の投与であっても、重篤な転帰をたどる例が報告されているので、次の点に留意する。
1.必要最小限の使用にとどめる。
2.長期投与又は高齢者へ投与する場合には定期的に血清マグネシウム濃度を測定するなど特に注意する。
3.嘔吐、徐脈、筋力低下、傾眠等の症状が現れた場合には、服用を中止し、直ちに受診するよう患者に指導する。
☆併用注意薬☆
たくさんあるので添付文書を参照してください。
☆副作用☆
下痢、嘔吐など
☆高齢者☆
高齢者では、高マグネシウム血症を起こし、重篤な転帰をたどる例が報告されているので、投与量を減量するとともに定期的に血清マグネシウム濃度を測定するなど観察を十分に行い、慎重に投与する。
☆妊婦☆
使用可能。
☆小児☆
粉か水剤で。
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