おはにちわ、薬剤師ののまりこです。
今日は色々な場面で処方される整腸剤の勉強をしようと思います。
整腸剤と腸内の調子を整える薬です。善玉菌がしっかりと働き、乱れた『腸内フローラ』を整えることで、軟便にも、便秘にも効果を発揮します。市販の物もたくさん売ってますね。整腸剤は抗生剤に強いかどうかで2種類に分かれます。抗生剤が投与されると、腸内にある善玉菌も倒されてしますので腸内環境が乱れてしまいます。それを防ぐためによく抗生剤と一緒に整腸剤も処方されます。
目次
☆抗生剤に弱い整腸剤☆
- ラッグビー微粒N
- ビオフェルミン錠ビオスミン散
- ビオフェルミン散
乳酸菌製剤。どれも1日3〜6g(3〜6錠)を3回に分けて服用。小児も高齢者も安全に使用できます。抗生剤に弱いので、抗生剤とは一緒に処方されません。
☆抗生剤に強い整腸剤☆
- ビオフェルミンR錠(散剤もあり)
- ラッグビーR散
耐性乳酸菌製剤。Rとはresistance(耐性、抵抗)を意味し、抗生剤や化学療法剤に強く、それら投与時の腸内環境異常の改善に使用されます。
どれも1日3gまたは3錠を3回に分けて服用。小児も高齢者も安全に使用できます。注意すべきは、効く菌が限られていることと、ラッグビーR散は牛乳アレルギーを持つ人には禁忌になります。
- ミヤBM錠(散剤もあり)
1日1.5〜3g又は3〜6錠を3回に分けて服用する。この製剤も抗菌剤の影響を受けにくいとされています。
- ビオスリー錠(散剤もあり)
1日1.5〜3g又は3〜6錠を3回に分けて服用する。この製剤も抗菌剤の影響を受けにくいとされています。
☆感想☆
比較的副作用も少なく、老若男女色んな人に処方されます。一部の薬は牛乳アレルギーの人には禁忌なので要注意。抗生剤を服用すると便が緩くなる人多いですね。抗がん剤も副作用で便が緩くなることが多いです。
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