おいっす、薬剤師ののまりこです🤗
本日は、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)の原因として多い高血圧に対しての薬です。1993年に先発品であるアムロジン・ノルバスクが発売され、後発品のアムロジピンは2008年に発売されました。剤形は多種類あり、OD錠にフィルム製剤もあります。
ちなみにOD錠と書いてあるのは、
Orally Disitegrationの略で口腔内崩壊錠言われてます。
つまり、水無しでも簡単に溶けて飲める薬を指します。
⭐️規格⭐️
2.5mg

5mg

10mg

普通錠とOD錠の違いは、OD錠は少し黄色になっています。
⭐️効果⭐️
服用後、6時間後に効果がピークになります。
高血圧
狭心症:緊急な治療を要する不安 定狭心症には効果が期待できない。
⭐️用法・用量⭐️
高血圧について
大人:2.5~5mgを1日1回服用。 症状に応じその都度増減するが、効果不十分な場合には 1日1回10mgまで増量することもある。
小児:6 歳以上であれば、アムロジピンとして 2.5mgを1日1回服用可能。 年齢、体重、症状により増減することもあるが、1日5mgを超えないこと。
狭心症について
成人にはアムロジピンとして 5mgを1日1回服用する。症状に応じその都度増減することもある。
基本的に1日1回いつ服用してもOK。
⭐️基本的注意事項⭐️
血圧が下がることによるめまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等は注意してください。
血圧の低い人:血圧がさらに下がります。
腎機能障害:重篤な腎機能障害の方は降圧により腎機能の悪化の可能性があります。
肝機能障害:高用量(10mg)において副作用の発生頻度が高くなる可能性ある。
妊婦:妊婦または妊娠している可能性のある女性には投与しない。 動物実験で妊娠末期に投与すると妊娠期間及び分娩時間が延 長することが認められています。
授乳婦:母乳を通じて子供に成分が移行することが報告 されている。
高齢者:低用量(2.5mg/日)から投与を開始するなど慎重に投与します。
小児:低出生体重児、新生児、乳児又は 6 歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していません。
⭐️相互作用⭐️
代表的なものは、グレープフルーツジュースと一緒に服用することで代謝を阻害し血圧が下がりやすいので注意が必要です。(柑橘系がだめと言うわけではないです)
⭐️副作用⭐️
- 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
- 無顆粒球症、白血球減少、血小板減少
- 房室ブロック
- 横紋筋融解症
続けて服用していると歯肉増殖が見られることがあるので、しっかり歯磨きをして予防する。
などまだまだ詳しくありますので、もっと知りたい方は添付文章を参照してください。
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00058775.pdf
⭐️過量投与⭐️
過度の末梢血管拡張により、ショックを含む著しい血圧低下と反射性頻脈を起こすことがあります。
処置としては、効果的な解毒薬はない。本剤は蛋白結合率が高いため、透析による除去は有効ではない。
⭐️使用上の注意点⭐️
- 分割後は早めに使用すること。分割後に使用する場合には、遮光の上 30 日以内に使用すること。
保存する場合には、湿気、光を避けて保存すること。
⭐️感想⭐️
高血圧の治療薬でトップ3に入る位使用されている薬。医療関係者で知らない人はいないでしょう!!降圧効果もしっかりあり、1日1回で用法は簡単。副作用や併用禁忌の薬が少ないことから使いやすくよく処方されます。今は合剤にも含まれているので1日の合計量は注意しましょう。
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