おはにちわ、薬剤師ののまりこです。
今日は誰もが知る薬の基本的なことをもう一度おさらいしようと思います。医療関係者じゃなくても分かるようにしたいと思います。
目次
適応
- 関節リウマチ
- 変形性関節炎
- 慢性腰痛症などの鎮痛
- 手術や抜歯時の鎮痛
- 急性上気道炎(いわゆる風邪)の解熱・鎮痛
用法・用量
- 1回1錠を1日3回。
- 頓用で使用する場合は1回2錠までOK。
- 連続する時は6時間以上空けること。
また1日180mgを超えないこと。つまり、3錠以上ダメですよ
特徴
- あくまで対症療法なので漫然と使用しない
(対症療法とは、根本を治すものではなくその場凌ぎなんです) - 体温低下、手足が冷たくなる可能性があるため高齢者は特に注意する
- 腎機能低下しやすいため、腎臓の悪い人は注意する
- 妊娠後期(だいたい8ヶ月以降)の人は使用は控えてください。
胎児の動脈管閉鎖の危険があるため
(妊婦さんはアセトアミノフェン製剤推奨です) - 効果は30〜45分で一番高くなる。6時間もすれば体内から薬はなくなる
- 胃腸組織を保護する細胞も阻害してしまうのでよく一緒に胃腸保護薬が処方される
感想
併用注意の薬は多々あって、今まで糖尿病薬との併用で低血糖、抗生剤(キノロン系)と併用で痙攣が起こったのは経験した。よく処方される薬だからこそ注意したい。鎮痛効果は定評があり使いやすい薬でいろんな科から処方されるので重複にも注意。
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