こんにちは😃のまりこです😚
今日は1998年に発売された、抗不安薬のリーゼ錠の勉強をしようと思います。
リーゼ錠はベンゾジアゼピン系(BZD)抗不安薬に分類されます。
抗不安薬と睡眠薬のほとんどはベンゾジアゼピン系作動薬です。その中で抗不安作用が強いものを抗不安薬、睡眠作用が強いものを睡眠薬と呼びます。
近年では依存性の問題もあり、ベンゾジアゼピン系自体処方が少なくなっている印象です。
かわりにSSRIなどの抗うつ薬の処方が増えています。
〈作用機序〉
ベンゾジアゼピン受容体に結合し、抑制性のGABA系神経を亢進させます。そして、大脳辺縁系や大脳皮質の神経過活動を抑制することで抗不安作用を示します。
〈リーゼ錠の特徴〉
- 作用はマイルド。
- 短時間作用型なので、効果が切れるのが早い。
- 作用は弱め。
- 錠剤は小さく服用しやすい。
- 4週間で依存が形成されます。やめる時は無理せず少しずつ減量していく
- 後発品あり。
〈簡易添付文章〉
目次
☆規格☆
5mg 10mg 顆粒もあり
☆適応☆
- 心身症(消化器疾患、循環器疾患)における身体症候ならびに不安・緊張・心気・抑うつ・睡眠障害。
- 次記疾患における眩暈・肩こり・食欲不振:自律神経失調症。
- 麻酔前投薬。
☆ 用法・用量☆
用量は患者の年齢、症状により決定するが、1日15~30mgを1日3回に分けて経口投与する。
麻酔前投薬の場合は、就寝前又は手術前にクロチアゼパムとして10~15mgを経口投与する。
☆禁忌☆
- 急性閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
- 重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により、症状を悪化させる恐れがある]。
☆基本的な注意☆
- 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避ける(本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討する)。
☆副作用☆
ふらつき、眠気、低血圧など。
☆高齢者☆
高齢者では、運動失調等の副作用が発現しやすいので、少量から投与を開始するなど慎重に投与する。
☆妊婦☆
- 妊婦<3カ月以内>又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)の投与を受けた患者の中に奇形児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある]。
- 妊娠後期の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されており、なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある(また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸増強を起こすことが報告されている)]。
- 分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状が現れることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
☆小児☆
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
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