おはにちわ、薬剤師ののまりこです。
今日は抗めまい薬のメリスロン錠(後発品:ベタヒスチンメシル酸塩)について勉強しようと思います。
最近、芸能人などよくめまいの病気、メニエール病になりました…など言っている人がちらほらいるので病名は知っている人も多いのではないでしょうか??
まず、めまいは「中枢性」と「末梢性」の2つに分けられます。
中枢性のめまいは軽いものの、平衡障害としてその症状が強く現れることも多いです。また眼振も特徴的なものを示します。
末梢性で有名なものが先程名前を出した、メニエール病です。メニエール病には診断基準があり、それに当てはまる人をさし、本当にメニエール病である人は少ないと思われています。(メニエール病とメニエール症候群違う病気です)めまいは内耳障害が原因と言われており、メリスロン錠は内耳循環障害の改善、脳内血流量の改善の作用で抗めまい作用を示します。
目次
☆規格☆
- 6mg
- 12mg
☆適応☆
- メニエール病
- メニエール症候群
- 目眩症
☆用法・用量☆
1回6〜12mg錠を1日3回食後に服用する
☆禁忌☆
なし
☆基本的な注意☆
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者、活動性の消化性潰瘍のある患者(胃酸分泌亢進を引き起こすおそれがあるため)
- 気管支喘息の患者(気道収縮を引き起こす可能性があるため)
など
☆高齢者☆
減量するなど注意して投与する
☆妊婦☆
基本は投与しない。が、多分大丈夫。危険度は1。(0〜5で5になるにつれて禁忌になっていきます。)
☆小児☆
臨床実験なし
☆副作用☆
- 吐気
- 悪心など
☆感想☆
この薬とても、面白くてなぜ効くのか作用機序は不明なんです!!それでも、めまいに効くことは臨床で分かってます。めまいの薬も種類は多くないので、よく処方されているのを目にします。あんまり強くないので、実際効いているのか…めまいと言っても内耳障害なのか、薬の副作用なのか他の病気が隠れていることもあるので、たかがめまいでもしっかり患者さんと話をして治療していきたいですね。
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