おはにちわ、薬剤師ののまりこです。
今日はセファランチン錠の勉強をしようと思います。セファランチン錠は「タマザキツヅラフジ」という植物を抽出したアルカロイド(有機化合物)です。
セファランチンの薬理効果は、
- 末梢血管の拡張並びに血流を促進し、末梢循環障害を改善し、毛根に栄養を供給する末梢循環改善作用
- 放射線による血管機能障害に対して血液幹細胞に働き造血機能を促進する幹細胞増加作用
- 肥満細胞からヒスタミン遊離を促進する抗アレルギー作用④下垂体を介し、血中および副腎のコルチステロンの生産促進する副腎皮質ホルモン生産増強作用です。適応は①と②の作用です。
詳しくは、添付文章をご参照ください。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/medley-medicine/prescriptionpdf/780075_2900001A2036_2_01.pdf
目次
☆規格☆
- 1mg
- 散剤
- 注射もあります
☆薬価☆
1錠7.5円
☆適応☆
- 放射線による白血球減少症。
- 円形脱毛症・粃糠性脱毛症。
(注射剤には滲出性中耳カタル、まむし咬傷にも適応あり)
☆用法・用量☆
- 白血球減少症:1日3~6mgを2~3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 脱毛症:1日1.5~2mgを2~3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
☆禁忌☆
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
☆基本的な注意☆
本剤の注射剤において、ショックの報告があるので問診を十分に行う。
☆併用注意☆
なし
☆副作用☆
- 吐き気
- 嘔吐、
- 発疹
- 頭痛など
☆高齢者☆
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど慎重に投与する。
☆妊婦☆
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
☆小児☆
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に投与する場合は、観察を十分に行い、慎重に投与する[小児等に対する安全性は確立していない]。
☆感想☆
内科ではほとんど処方をみません…以前、抗がん剤の副作用で処方されている人はいました。あ、うちのパパも飲んでる時期ありました(笑)効果あったみたいです。
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