2022年8月4日(木)
今日は久しぶりの雨。東北地方の方、水害大丈夫でしょうか。降るとゲリラ豪雨、降らないと猛暑。どんどん気候がおかしくなってきているのを感じます。
さて、職場のクラスターですが患者さんの方は落ち着いてきました。一安心です。職員はまだちょこちょこ出ているので気を抜けませんが。日々情勢は変わってきます。柔軟に対応したいと思います!

ゴン太くん、バランス椅子に立てたました!!得意げ(笑)
今日は気になる文献の紹介をしたいと思います!
目次
妊婦さんのワクチンの効果
日本でも妊婦さんは新型コロナのワクチンは、積極的に打つように言われています。
妊婦さんは自身が感染しない&重症化しないために打つと思っていましたが、胎児にもいい影響がありました!
なんとワクチンを接種した母親の抗体が胎盤経由で胎児に移行して、生後6カ月までの乳児の重症化を防ぐ効果があったのです!!
では詳しく見て行きましょう(°▽°)
2021年7月1日から2022年3月8日
妊婦さんはmRNAワクチンの2回接種を完了。

日本で言う、ファイザーやモデルナのワクチンの事です。
結果
米国の22州にある30病院でCOVID-19で入院した生後6カ月未満の乳児の中で、ICU治療(集中治療室)が必要になった割合は母親がワクチン接種を完了していた乳児では13%、そうでない乳児では23%だった。
症例群には死亡した乳児が2人いたが、どちらの母親もワクチン接種を完了していなかった。
この研究結果から、妊娠中の母親のワクチン2回接種完了は、生後6カ月未満の乳児のCOVID-19重症化リスクを減らしていたと結論している。
考察
私は妊婦さんがコロナワクチンを打つことは、本人の重症化や感染を防ぐためだと思っていたので思わぬ朗報な論文でした。
妊婦さんのワクチンを打つ時期はいつでもいいそうですが、妊娠初期の間は避けた方がいいのではないかと思います(*^▽^*)
ただ副作用で熱が出たり、下痢になったりと言う可能性もゼロではないので打った後1〜2日は安静にして過ごした方がいいでしょう。
ちなみに母乳からも抗体が検出されているようなので、出産後の摂取でも赤ちゃんのことを守れそうですね。
妊婦さんはコロナワクチン接種が推奨されているけど、どこまでの効果があるのかな??