メンタルヘルスケアに用いる漢方薬 




2022年7月19日(火)

今日はいつにも増してじめじめ湿気が酷かったですね。梅雨か??と思うくらいで、意味もなくイライラしてしまう自分がいますm(__)m

まずはパパにイライラ・・・「暇はとき、何考えとるの??」「もっと物事早めにやろうよ。」

リン子

馬鹿にされてる気分だわ!!

暇なときなんかないわ!!ホルモンバランスの崩れもあって久しぶりにイライラ。こんな時は、一人でゆっくりバラエティーみたりゆっくりしたいなー。おっと、愚痴になってしまいました。すみません・・・。

今日はそんなメンタルヘルスケア(心の健康)に用いる漢方たちを紹介しようと思います。

(参考:日経メディカル)

目次

桂枝加竜骨牡蛎湯

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)は、パニック発作不安障害の症状(動悸、めまい、呼吸苦・過呼吸、手の震えなど)を和らげる治療薬として使用されます。

桂枝加竜骨牡蛎湯は神経の高ぶりを鎮めて、不安を取り除き、「気」や「血(けつ)」を補ってバランスを整えて、不安定な精神を落ち着かせるものです。

神経症をはじめ、神経の高ぶりによる子どもの夜泣きや夜尿症などにも使用されます。また、眠りが浅い、夢見が多いなどの方にも使われる処方となっています。漢方でいう、「気逆」を改善する処方の一つで、下腹の腹直筋に緊張があり、比較的虚弱な体質の方に向くとされている薬です。

クラシエホームページより

1日3回の通常量内服で、1週間以内の症状軽減が期待できます。

また、予期不安時に桂枝加竜骨牡蛎湯を1袋内服すると、5~10分以内に薬効を認めるため、屯用としても使用されます。屯用処方の例としては、電車やバス、人混みが苦手な人(広場恐怖)には外出直前に1袋内服、会議でドキドキしてしまう人には会議直前に1袋内服すると良いでしょう。

また驚きやすい、オドオドビクビクしている、緊張しやすい人にも使用されます。
若者だけでなく、ストレスを受けやすい世代や高齢の方、年齢問わず服用されている漢方です。

抑肝散加陳皮半夏

抑肝散加陳皮半夏は、睡眠障害や気分の落ち込みのほか、身体のだるさを取ってくれます。食事は摂れているものの、気分の落ち込みと倦怠感、睡眠障害がある場合には、この抑肝散加陳皮半夏がファーストチョイスになるでしょう。

「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」は、「肝」(精神)の高ぶりを抑える作用のある「抑肝散」に「陳皮」と「半夏」を加えた処方。自律神経系の調節をしながら「血(けつ)」を補い、「気」「血(けつ)」をめぐらせる処方です。「肝」の高ぶりを抑え、「気」「血」のめぐりがよくなった結果、ストレスによる身体への影響を除き、自律神経を安定させる作用があります。さらに、胃腸のはたらきを整える作用があるため、胃腸の弱い方でも服用しやすい処方です。また、一般に「抑肝散」「抑肝散加陳皮半夏」は、母子同服、すなわち親子で飲める薬として用いられてきました。

クラシエホームページより

具体的には、神経症、不眠症、歯ぎしり、更年期障害、子どもの夜泣き、かんしゃく(神経過敏)などに使用されます。

なかなか子供に漢方を飲ませるのは難しいですよね。漢方はお湯に溶けるので、お湯で溶かした後ジュースやアイスクリーム、チョコホイップなんかに混ぜて服用させてはどうでしょう。漢方の苦味が甘味でマスクされ服用しやすくなっているはずです。

一度試してみてください(*^▽^*)

抑肝散

抑肝散(よくかんさん)は子どもの「疳の虫(かんのむし)を抑える」漢方薬です。大人に対しては不安・焦燥感を改善し、「怒り」を抑えることで心を静める薬効があります。

抑肝散は健康な方(精神・神経疾患を持たない方)でも安心に服用できる漢方薬です。眠くなるなどの副作用も少なく、効果発現まで人によっては1~2分程度と即効性があります。

抑肝散は神経の高ぶりを抑え、気を落ち着かせることにより、体の緊張もほぐし、全身の筋肉のこわばりをほぐす効果があります。

肩こりが治るとは言えませんが、類似の効果は期待できます。(体をほぐし、肩こりなどを緩和するには、他の漢方薬を併用するとより効果的です。)

また、夜になると気が高ぶって眠れない、イライラして眠れない等の不眠の症状には特に効果的です。寝る前に服用することで、スーッと気が落ち着き、安らかな入眠と、そのあとの深い睡眠をもたらしてくれることが期待できます。眠りが浅い方にも効果があるようです。


このように、神経の高ぶりを抑える効果があることで、体がほぐれ、睡眠も良質となり、結果として疲れがとれ日々活動的になる、気分が上向き毎日が楽しくなる、イライラしないため余計なストレスを感じなくなるなど、身体にも精神にも良好な効果が期待できます。

また、認知症患者さんの不穏行動や興奮した時にもよく処方されています。

抑肝散や抑肝散加陳皮半夏は、長期間内服させることが多い漢方薬です。どちらも甘草が含まれており、低カリウム血症の副作用が出るケースもみられます。

1カ月以上継続して使用する場合には、電解質や肝機能のチェックを定期的にチェックしましょう!

考察

メンタルヘルスケアの漢方は他にもあります。一定の効果を持続させるには、数週間の時間を有しますが、頓用での服用も効果はみられます。

今や精神病やうつ病の薬は多岐に渡ります。「メンタルクリニックには行きたくない」や症状が軽い時は、市販でも売っているので服用してみてはどうでしょう??

当院では、認知症からの不穏行動する老人によく処方が出ています(°▽°)

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りこ
こんにちは。りこと言います。パート働いている2児のアラフォーワーママです🙋‍♀️ 毎日、食事を作る時間がない・・・と言うことで、「ホットクック」を購入!! 買ったからには使いこなしたい!と思い、ホットクックレシピを試行錯誤🌸 楽しく時短しています🎵よかったら参考にしてください(o^^o) よろしくお願いします🌼
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