2022年7月15日(金)
今日もじめじめ、雨が降ったり止んだりおかしな天気ですね🥲
コロナも激的に増えてますね💦私の病院の発熱外来も、陽性者が増えてます。職員にも、濃厚接触者などちらちら出てきてます…😞
きっと特効薬が出来ないことには、難しいですね。
と言う事で、今日はコロナトピックスを紹介しようと思います。(参考:日経メディカル)
目次
コロナ罹患者、不眠、うつ、不安が生じやすい?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者は不眠、うつ、不安が発生しやすく、特に高齢、糖尿病罹患で発現リスクが高い──。
これは福岡県内の総合病院の入院患者やホテル療養者を対象に調査し、「COVID-19感染後の精神症状に関する福岡県の実態調査」で明らかになりました。
COVID-19入院患者は不眠、うつが生じやすい??
医療機関調査では、福岡県内の協力病院の情報を基に、COVID-19と身体疾患、精神疾患の併発状況を調べました。
COVID-19で入院していた患者のうち、向精神薬投与状況を見たところ、睡眠薬や抗うつ薬の投薬が11~36%と比較的多く行われていた(睡眠薬36.1%、抗うつ薬11.2%)。

またCOVID-19入院例における睡眠薬投与の関連因子を検討したところ、睡眠・向精神薬共に年齢が高く、糖尿病患者に有意に多いという結果だった。
あと、インフルエンザ入院患者との比較検討ではCOVID-19入院患者は睡眠薬使用率が有意に高く、急性気道感染症入院患者との比較でもCOVID-19入院患者は睡眠薬、抗うつ薬の使用率が有意に高かった。
不安やうつ、易怒性は軽症者に多い
検討の結果、COVID-19患者で精神科を受診した人は、精神科の最終判断がICD-10(国際疾病分類)のF0(症状性を含む器質性精神障害)とF4(神経症性障害,ストレス関連障害及び身体表現性障害)に集中していた。
また、COVID-19重症度別に見た場合、F0については重症(62.7%)が最も多く、中等症47.8%、軽症31.7%と重症度によって大きな差を認めた。一方、F4については、重症度にかかわらず同程度に発生していた。
主な症状を見ると、混乱や不眠は重症例ほど多く認め、不安やうつ、易怒性は軽症者に多く認めるという結果でした。
ホテル療養者の健康調査では、不調を訴える宿泊療養者を対象に電話面接によって聞き取り調査を行った。
検討の結果、相談内容の大半が不安(59.5%)であり、ストレス(10.1%)、不眠(4.7%)が続いた。
こうした結果から「COVID-19入院患者は、対照とした急性気道感染入院患者に比べて、睡眠薬と抗うつ薬の処方が有意に多かった」と結論。COVID-19入院患者は不眠、うつ、不安が生じやすい可能性が示唆された。また、精神症状の発現リスクは、特に高齢、糖尿病罹患で高いことから、こうしたハイリスクの人については、「早期に発生を把握し、迅速な精神医学的介入につなげられる医療体制の構築が必要」と考察している。
一方で、宿泊療養者においては不安を訴える人が多く、その内容としては感染による体調や環境の変化に伴うものであった。
まとめ
やはり、コロナに罹患すると、精神的に辛いようです😅
糖尿病患者さんにも、リスクがあるのは驚きでした。なんにせよ、コロナにかからないのが1番!気をつけましょうね😊
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